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伝わるデザインの基本 増補改訂3版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
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2021年4月16日紙版発売
高橋佑磨,片山なつ 著
B5変形判/256ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 978-4-297-11985-0
【この本の概要】
自分で作るスライドやチラシ・企画書などが,なんだか見映えがいまいちで,効果が上がらない,きちんと言いたいことが伝わっていないとお悩みの方は多いようです。その原因は,デザインのセンスがないことではなく,デザインの基本ルールを知らないことなのです。
本書で詳しく解説する基本ルールをマスターすれば,Word やPowerPoint であっても,読みやすく伝わりやすい,そして見違えるほどかっこいい資料が作れるようになります。
初版と増補改訂版で合計15万部突破の本書が,さらにパワーアップ。ユニバーサルデザインに配慮したデザインルールも身に付けて,みんなに伝わる資料作りを目指しましょう。
【読者の方の声】
- Before & After形式でわかりやすい
- 「資料が伝わりにくい理由」と「どうすればいいか」がよくわかる
- 図書館で借りたけど,手元に置きたくなって購入した
- もっと早く知りたかった
- すべての社会人や学生におすすめ
こんな方におすすめ
- 自作のプレゼンスライド・チラシ・ポスターがなんだかダサいと感じる方
- デザイナーではないのに販促物をデザインするはめになった方
- ユニバーサルデザインに配慮した資料を作りたい方
【著者の一言】
はじめにより
自分のアイデアや成果を提案・報告するための「企画書やプレゼン資料,レポート」,イベントやセミナーを告知するための「ポスターやチラシ」など,パソコンやオフィスソフト(Microsoft WordやPowerPointなど)の普及した今,個人個人が多岐にわたる資料を作成するようになってきました。
とはいえ,資料の「作り方」を教わる機会はほとんどありません。「読みやすく,見やすく,魅力的な資料」を作ろうとしたとき,多くの人は闇雲に,あるいは自己流で資料を作るか,途方に暮れてしまうのが現状です。これでは良い資料はできませんし,生産性が上がりません。その原因は,「デザインのセンス」の問題ではなく,「デザインのルール」を知らないことにあります。カッコいい資料を真似したり,かわいいデザインのテンプレートを使っても期待したほど良い資料ができなかったという経験も,原因は同じです。つまり,私たちは,デザインの知識や教養を身に付ける前に,さまざまな資料を作らなければならない状況に直面しているのです。
資料の見た目のインパクトばかりを重視していたり,あまり実用的でないデザインテクニックを紹介するビジネス書は星の数ほどあります。しかし,読みやすさや見やすさに重点を置いた非デザイナー向けのデザインの体系的な書籍は皆無です。一方で,デザイナー向けのデザインの教科書や解説書などの専門書はレベルが高く,企画書やプレゼン資料などを作る社会人や学生などにはあまり有用ではないのが実情です。そのような背景から,本書の執筆にあたって,デザイナーではない社会人や教育者,学生,研究者向けのデザインの教科書となるよう,実用的なデザインの基本知識をまとめることを目標としました。ですので,小手先のデザインテクニックを紹介するのではなく,デザインやレイアウトの基本を体系的に紹介するように努めています。
公的機関や民間企業,大学など,業種により理想となる資料のタイプは異なりますが,陥りやすい問題点やつまずきやすい点の多くは共通しています。本書で紹介する基本知識は,あらゆる資料の作成に応用できるものであり,学生や社会人にとっての新たな教養となるものなのです。 理系研究者の我々が立ち上げたウェブページ「伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン」をベースにして,本書の初版を出版したのが2014年でした。2年後の2016 年に増補改訂版を出版し,初版では扱い切れなかったデザインのルールを新たに加えるとともに,したいことを実現するためのPCの操作方法を数多く書き加えました。これにより,デザインのルールの学習から実際の資料作成までをカバーする内容となりました。
さらに,今回の増補改訂3版では,色覚多様性や読み書き障害,視覚過敏,弱視など,視覚多様性に今まで以上にフォーカスし,さまざまな見え方の聴衆に対しての配慮を数多く紹介することで,さらなる資料のユニバーサルデザイン化を目指しました。多様性への配慮は,学校教育において喫緊の課題でもあります。本書がビジネスや研究発表のみならず,教育分野にも貢献できることを願っています。本書をきっかけにデザインの基本知識や教養が普及し,より多くの人が公平に情報にアクセスできるようになり,社会において円滑で有意義なコミュニケーションが拡がることが私たちの願いです。